防犯カメラの録画の期間について

防犯カメラの録画期間について

今回は防犯カメラの録画の期間について、
おすすめの録画期間や録画方法をご紹介します。

これから防犯カメラを設置・増設する際に参考になればと思います。

録画の期間に係るポイント

まず、録画の期間に影響を与えるポイントについてご紹介します。

ハードディスクの最大容量

ハードディスク(以下HDD)の容量が大きければ大きいほど、録画できる期間は長くなります。

しかし、HDDの大きさ以外にも録画期間を大きく変動する項目があります。
防犯カメラの録画の期間は単純な計算では導けず、複数の要因によって変動します。

防犯カメラの設置台数

防犯カメラの設置台数が多ければ多いほど、録画できる期間は短くなります。

カメラフレームレート(fps)

フレームレート(fps)とは、”1秒の間に動画が何枚の画像で構成されているかを示すの単位”です。 数値が高いほど滑らかな動画で、低いとカクカクした動画になります。

ちなみに、人の目で見てるフレームレートは30fps程と言われています。
テレビの映像も30fpsです。

圧縮方式

防犯カメラの映像は圧縮技術により、圧縮されレコーダーに保存されます。
圧縮技術は進化しており、10年前と比べてはるかに小さい容量で圧縮できるようになりました。

今回は代表的な圧縮方式を2つご紹介します。

  • H.264

H.264とは、2003年に国際規格となった圧縮方式です。
圧縮率は、MPEG-2の2倍を実現します。

  • H.265

H.265とは、h.264の後継の規格です。
H.265の圧縮率は、H.264の2倍です。

録画解像度

録画解像度とは、録画した映像の綺麗さです。

最近のTVでは、FullHD(1920×1080)や、4Kといった(3840×2160)高画質な映像が主流です。

レコーダーにおいてはこの数値が高くなるほど、データを多く消費することになります。

多くのレコーダーでは解像度を設定できますので、長く保存したい場合には解像度を下げたりすることもあります。

おすすめの録画期間について

つくば防犯カメラではおすすめの録画期間を1ヶ月としています。
理由としては、防犯カメラをご利用中のお客様で、現在の録画期間が1週間や2週間ほどの方から、録画期間の短さでご不満を抱えてらっしゃる方が多いためです。

防犯カメラの映像はレコーダーに上書きされていきますので、古い映像は消えていきます。録画期間が短いほどこまめに映像の確認が必要になります。
逆に長すぎると、レコーダーやHDDに費用がかかってきますので、1ヶ月をベースにご検討いただくことをおすすめします。

まとめ

録画の期間は、さまざまな要因で変化します。

まとめとしては、
必要な録画期間を設定し、防犯カメラの設置台数やHDDの容量も元に、カメラフレームレートや圧縮方式、録画解像度を調整して、適切な録画期間を設けます。

費用の面でレコーダーやHDDにかけられない場合でも、調整次第で、録画期間を伸ばすことも可能です。